音楽にうっとり -rapt in music-

音楽の話題を中心に綴ります。映画やドラマなどの話題も…

まともなスピーカーにやっと巡り会えました <YAMAHA NS-BP200>

私がYAMAHAのスピーカーNS-BP200を購入したのは1年前です。
それまでは、高価な2組のスピーカーを買って失敗という紆余曲折を経ながら、中学生の頃(約30年前)に買ってもらったSONYのミニコンポpixy(本体は処分したので型番不明)に付属していたブックシェルフ型スピーカーを使い続けていました。
断っておきますが、私は音質に関する拘りが特に強い訳ではありませんし、オーディオマニアでもありません。これから書く「音が良い」などの表現は、もちろん私の耳に合うかどうかに基づいたものです。

目次

音が良かったpixy付属のスピーカー

実はこのpixyのスピーカーは、高音が綺麗で中音も程よく、良い音だなと思っていたのですが、なにせ当時6万円程度のミニコンポに付属していた安物スピーカーですから、低音はあまり出ませんし、なんだかスカスカ感が否めませんでした。

 
1組6万円のスピーカーを買って失敗

20数年前だと思いますが、TechnicsのスピーカーSB-M300を通販で購入しました。
私は、様々なスピーカーを試聴できるような店があるような都会に住んでいた訳ではありませんので、雑誌を参考に購入しました。
このSB-M300は2台で約6万円くらいだったと記憶しています。少し大きめで、持った感じもかなり重量がありました。
重低音がとても出たのですが、高音が綺麗に出ませんでした。エイジングすれば綺麗に出るのかもと期待しましたが、特に変わりませんでした。結局ツイーターを壊しました。
豊かな重低音が出るので、先述のpixyのスピーカーと併用し、あくまでウーファーとして必要に応じて使用していました。特に、映画を観る時には迫力があり、それはそれで意味はありました。
また、現在のスピーカーを乗せる台の役割も果たしています。

 

1組2万円のスピーカーを買って失敗

15年前にONKYOのスピーカーD-407Mを購入しました。これも、試聴する手段はなくネットで購入しました。
これは、pixyのものと同じくらいの大きさのブックシェルフ型スピーカーでした。
奥行きの長さがさほどないコンパクトなサイズでした。背面のダクトが独特で、端の方に縦にスリットが入っていました。
音質は、いくらエイジングしても変わらず違和感があり、聴いているとフラストレーションを感じるだけだったので、現在は元の箱に仕舞い込んでいます。完全に失敗でした。


やっと出会えたまともなスピーカー

1年前にYAMAHAのスピーカーNS-BP200を購入しました。アマゾンで2台1組で当時約8000円でした。
レビューでの評判が良く、この値段なら失敗してもいいか、という心構えで購入しました。
結果、私が求めていた音にやっと出会えました。今までに安くはないお金を費やして幾度も失敗してきただけに、感激もひとしおでした。
しかも、今までより圧倒的に安いです。
今まで買った高いスピーカーはなぜこんなまともな音を出すことも出来なかったのか疑問です。もちろん、聴覚や音の好みは人それぞれ異なるので製品は責められませんし、私が気に入ったこのスピーカーの音を気に入らない人もいるかもしれません。
色はピアノブラックで、その名の通り黒いピアノの表面のような仕上げになっています。意外と奥行きの長さがありました。それにしてもコンパクトな印象です。
音質はまず、高音も中音も綺麗に出ます。自然で心地よいです。低音は意外と出ます。映画を観るときにウーファーも要らないくらい迫力があります。個人的にはもう少し低音を抑えたいので、ダクトにスポンジのようなものを詰めています。
とにかく、まともな音が出るのが嬉しいです。まともどころか良い音です。余りにも気に入ったので、予備にもう1組購入しました。2組(4台)で約1万6000円です。仮に1組でその値段だったとしても、それくらいの価値は十分にあります。
コストパフォーマンスが素晴らしいです。

20年前にこの製品があったらなあ、と思います。数万円だったとしても満足できる音質です。これが1万円もしないとは驚きです。
(参考までに、プリメインアンプはDENONのPMA-390REを使用しています。)

 

※執筆時点では価格が更に安く、約7000円になっています。

YAMAHA スピーカー (ピアノブラック) 2台1組 NS-BP200BP