音楽にうっとり -rapt in music-

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ファレル・ウィリアムズ(Pharrell Williams)は、若くしてあの大ヒット曲に関わっていた

ファレル・ウィリアムズ(Pharrell Williams)といえば、2013年のダフト・パンク(Daft Punk)の「Get Lucky」のボーカリストとしてフィーチャーされ、この曲は大ヒット、翌年のグラミー賞で最優秀レコードに輝き再注目されました。そしてソロとしては、アニメーション映画『怪盗グルーのミニオン危機一発(Despicable Me 2)』のサウンドトラックから「Happy」が大ヒット、日本のお茶の間にまで知れ渡る曲となりました。

ヒップホップ好きなら、特に2000年前後、チャド・ヒューゴ(Chad Hugo)とのプロデューサー・チーム、ザ・ネプチューンズ(The Neptunes)として引っ張りだこで、中毒性のある独特のサウンドでヒットを連発していたことも常識でしょう。

しかし、ファレルが関わった作品が大ヒットしたのは更に遡る1992年となります。レックス・ン・エフェクト(Wreckx-N-Effect)の大ヒット曲「Rump Shaker」で、プロデューサーでラッパーとしても参加しているテディ・ライリー(Teddy Riley)のラップ・パートのリリックを書いたのがファレルです。当時19歳。この曲はビルボードHOT 100で第2位を記録しています。

そして翌1993年リリースの、SWVの大ヒット曲「Right Here (Human Nature Remix)」(「Right Here」の、テディ・ライリーによるリミックス)では、ファレルはラップで参加しています。途中で入る"S, The Double, The U, The V,..."というのが彼の声です。こちらもビルボードHOT 100で第2位を記録しています。

上記2曲とも超有名曲で、今やHIP HOP/R&Bのクラシックとなっています。その後、先述のThe Neptunesや、N*E*R*Dとして革新的なトラックを発表。プロデュースしたアーティストは、Kelis、Clipse、Ol' Dirty Bastard、N.O.R.E、Mystikal、Jay-Z、Busta Rhymes、LL Cool J、Snoop Dogg、Ludacris、Nelly、Usher、Beyonce、Britney Spears、Gwen Stefani、Justin Timberlake、Robin Thicke、宇多田ヒカルなど、挙げればキリがありません。(同時期に革新的なプロダクションでヒットを飛ばしていたティンバランド(Timbaland)とは、かつてSurrounded By Idiotsというグループを組んでいました。)

私は2000年前後のThe Neptunesとして活躍していた頃にハマったので、1990年代初頭の大ヒット曲に関わっていたと知った時は驚きました。あの「Rump Shaker」や「Right Here (Human Nature Remix)」にまで関わっていたなんて…。

そして、その20年後もプロデューサーとしてだけでなくシンガーとしても大活躍しているなんて。

まさに才能の塊ですね。

 

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